8月30日に発表されたU-18日本代表候補トレーニングキャンプ(9月4~6日・J-GREEN堺)のメンバーに入った千葉U-18のFW古川大悟。「代表に興味がなかったわけではないが、スケジュールはまったく知らなかった。率直にメチャクチャ緊張している」。これまで各年代別代表に呼ばれた経験はないだけに、うれしさと緊張感が入り交じる感情を吐露した。
千葉U-18所属の古川は今季、2種登録されてトップチームに帯同。6月21日の天皇杯2回戦・東京V戦でプロデビューを果たすと、これまですべて途中出場ながら天皇杯2試合を含む公式戦4試合に出場している。J2第30節・岐阜戦でも72分からピッチに立つと、プロ初ゴールこそお預けとなったが、高校生離れしたフィジカルの強さを生かして2本のシュートを放ち、存在感を示した。
ただ本人曰く、「まだまだ」と納得感はない。
「時間が経ってくると、体力が消耗しているわけないが、相手(DF)が慣れてきて、どんどんこられると負けてしまうところもある。ラリベイさんとかイブ(指宿洋史)さんは手の使い方がうまく、ヤバい。清武(功暉)さんのゴール感覚もスゴいと思うし、基礎をもっと大切にしたい」
攻撃面の目下の課題はポストプレーに加え、左利きで体の外にボールを持ち出す癖があるため、ゴールへ直線的に向かうシュートへの持ち込み方。強烈な個性を放つ先輩たちをお手本に日々、成長を続けている。
4日から始まるキャンプに向けては、「巧さは売りにしていない。スピードが武器なので見せていければ」と意欲的。その後、U-18日本代表はカタール遠征などを経て、10月末に始まるAFC U-19選手権2018の1次予選に臨む。
「今回のキャンプは本当に大事。人とのつながりも増えるし、(チームで)いまやっているサッカーではないサッカーもできる。そうゆう意味でも代表に入りたい」
この絶好のチャンスをモノにし、さらなる飛躍を遂げるつもりだ。
(千葉担当 大林洋平)
2017/09/01 15:29