4連勝中の讃岐。その生命線は前線からの守備? だが、馬場賢治の口からは「CBのおかげ」という言葉が聞かれた。
そこに、前線と最終ラインの信頼関係が垣間見えた。というのも、まずはCBの岡村和哉から4連勝の要因として、「CBが守れているというよりは、前線の選手の守備がすごくいい」と2トップの馬場と木島徹也の貢献度を聞いていたから。また、馬場について掘り下げていくと、「守備に行ったあともしっかりゴール前で仕事をしてくれます。あれだけ走ってくれているのを見ると、後ろはボールを取らないといけないし、失点を簡単にしてはいけないという気持ちにさせてくれる」とも口にした。
その言葉を聞いた馬場は「だといいっすね(笑)」と少し照れつつ、「自分がFWに入っているときのやるべきことって、そういうところだと思っているので」と続けた。ただ、馬場が思うに「いまはCBが頑張っている」。特に岡村とアランはCBを本職として育ってきた選手ではないだけに、「大げさな言い方をすれば能力以上の頑張りをしていると思う。ポジションのこともそうだし、こんなにできるんだって」(馬場)。
最終的に「お互いにそう思っているんだと思う」と馬場は言葉にしたが、いまの結果は選手同士の信頼関係の上に成り立っている。今節・金沢戦では木島徹が出場停止だが、代わって選ばれた選手もきっとやってくれるはずだ。
(讃岐担当 柏原敏)
2017/08/24 18:05