神戸は16日、ネルシーニョ監督の成績不振による解任を発表した。同日の非公開練習後、主将の渡邉千真は「非常に残念ですし、選手が勝てなかったのもある。僕らにも責任はある。ピッチで結果を出すしかない」と神妙な面持ちで話した。
ネルシーニョ前監督が神戸の指揮官に就任した15年、同じく神戸に加入した渡邉。「試合に出られなかったりはあったけど、信頼して使ってくれた。すごく感謝している。FWもサイドも幅広くやれたことは大きかった」と自身のプレーの幅を広げてくれたことに感謝した。
さらに、「キャプテンにも指名してくれた。僕が?という気持ちもあったけど、言われたからには頑張りたいと思った。このチームのためにと思ってやってきた」とネルシーニョ体制を主将として支えた日々を振り返った。
この日は前指揮官から最後の挨拶があった。「僕らの前で『ありがとう』って。こっちから『ありがとう』って言いたかった。すぐいなくなったので…そこは心残りです」と寂しそうに言葉を残した。
ただ、20日には第23節・横浜FM戦が待つ。「タカさん(暫定的に監督を務める吉田孝行前ヘッドコーチ)は初めての監督。チームとして戦わないと絶対に勝てないし、みんなでサポートしないといけない」と語気を強め、チームを盛り立てたい気持ちを語っていた。
(神戸担当 小野慶太)
2017/08/17 18:08