新潟は12日、鳥栖からMF小川佳純とFW富山貴光の期限付き移籍加入を発表した。二人は13日から練習に参加していたが、15日に初めてチームメート全員と顔を合わせ、2部練習にフル参加した。
練習後、二人は早速ファンサービスを行うと、報道陣の取材に対応。小川は「(プロとして)10年の経験値があるので、試合の中で良くない状況になるのはこういうとき、というのはある。それを早く読み取って改善できるよう、コミュニケーションをとりながらプレーする中で伝えていきたい」とコメント。富山は「キープ力や決定力、周りの選手を見てサポートしていく動きで違いを出していきたい」と、即戦力としての自信をのぞかせた。
今回の補強について、神田勝夫強化部長は「小川はチアゴ(・ガリャルド)と競わせたい。富山はFWとして、よりゴールが取れるところに目を向けて」と、その獲得意図を語った。呂比須ワグナー監督は「小川選手はピクシー(ストイコビッチ元名古屋監督)が監督のころから見ていた。落ち着いて良いボールを出せるし、セットプレーも期待できる。富山選手は両足の決定力があり、(ドウグラス・)タンキとの2トップでセカンドストライカーもできる」とイメージをふくらませている。
登録が完了すれば、今週末のJ1第23節・仙台戦から出場が可能になる。新たな力を迎えた新潟は、最下位からの浮上とJ1残留を目指して、残り12試合を戦う。
写真:野本桂子
(新潟担当 野本桂子)
2017/08/16 09:56