神戸・MF大森晃太郎が気合いを入れている。9日にJ1第21節で対戦する鹿島について、「試合の流れを知っているし、勝ち方を分かっている」と警戒し、「いかにスキを突けるか」とチーム一丸で戦いたいと意気込んだ。
鹿島のCBを務める昌子源とは中学生時代、G大阪ジュニアユースで一緒にプレーした間柄。「(当時は)トップ下だったし、技術がある。体も強くなって、スピードもある」と印象を伝えた大森は、「代表で活躍もしてるし、良い刺激になっている」とも言う。好敵手として立ちはだかる元チームメートとの対戦は、闘志をかきたてられるシチュエーションのようだ。
大森はFWルーカス・ポドルスキとの連係向上に挑む。「彼の特長はシュートだと思うし、どれだけ良い形で出せるか」と最大の強みを生かすアイディアを考え、チーム全体でコンビネーションのイメージを膨らませている状況だ。
第19節・大宮戦で負傷離脱から復帰し、同試合でJ1通算100試合出場を遂げたが、8日の練習後、「周りがすごいので。これからやなって気持ち」と先達をリスペクト。復帰してからのコンディション向上を実感する背番号29が、強敵撃破に燃えている。
(神戸担当 小野慶太)
2017/08/09 13:37