負傷でピッチを離れていた山口の主将・鳥養祐矢が、J2第24節・岡山戦で約2カ月ぶりにベンチ入りした。
鳥養は5月24日のトレーニング中に負傷し、全治8週間を要する見込みの内側半月板損傷と診断されていたが、予定より約3週間早く練習に合流。「早く戻りたいという気持ち」がいち早い復帰につながったという。
「サポーターの皆さんが『早く帰ってきてね』と声を掛けてくれて、一日でも一試合でも早くピッチへ戻ろうと強い気持ちを持つことができた」と鳥養。ホーム戦ではメインスタンドで見守る鳥養に向けて、MF三幸秀稔がキャプテンマークを振ったり、得点後のFW岸田和人が両手で『11』(鳥養の背番号)を掲げたり、と厚い信頼関係を見せていた。「みんなが待ってくれていることがうれしかった。必要とされる中で主将としてどうにかチームに貢献しないといけないと思っていた」と振り返る。
岡山戦で久しぶりにベンチに入り、「やっと帰ってくることができたなという感じ」。29日の今節・横浜FC戦ではホームでの完全復活に期待が高まる。「自分がピッチに立てば会場も盛り上がると思うし、選手も勢いづくはず。しっかり勝てるように点に絡めるプレーをし、サポーターにもメンバーにも何とかピッチで恩返ししたい」と意気込む。
(山口担当 田辺久豊)
2017/07/26 16:59