セビージャFCとの『StubHub ワールドマッチ2017』を2日後に控えた15日、C大阪はパスゲームやシュート練習で、試合に向けた調整を重ねた。
「大事な(リーグ第22節・)浦和戦も控えているけど、こういう相手とできるチャンスはめったにない。ただのフレンドリーマッチにするのではなく、意味のある試合にしたい」(杉本健勇)
「去年の(クラブW杯決勝・)鹿島vsレアル・マドリーでは、鹿島が勝つかもと思わせてくれた。ああいう試合を見ると、みんなが勇気づけられる。今回もそういう試合ができればいい」(柿谷曜一朗)
「セビージャはレベルの高いチームなので、自分たちは日本を代表する気持ちというか、親善試合ではあるけど、しっかりとした良い内容で、良い試合をしたい」(山村和也)
練習後は、主力選手がそれぞれにこの試合に向けた意気込みを述べた中、一際、強い気持ちでセビージャとの一戦に臨む選手がいる。「自分にとってはどんな試合でもアピール」と語る清原翔平だ。
「試合に出るための準備はできている。(セビージャのようなスペインの強豪クラブと戦うことは)以前の自分ではあり得なかったこと。こういう試合が、この先あるかないかと考えれば、ない可能性のほうが高い。人生で一度きりだと思うので、出たら楽しみたいし、相手のプレーも目に焼きつけたい」
JFLからの叩き上げである彼が、昨季のラ・リーガ4位のビッグクラブから得点を奪うことになれば、まさにジャパニーズドリーム。「監督、使ってくれるかな(笑)」と話す清原の出番を待ちたい。
(C大阪担当 小田尚史)
2017/07/15 18:58