山形は13日、柏からMF安西海斗を育成型期限付き移籍で獲得したと発表した。安西は早速13日の練習から合流しているが、16日のJ2第23節、アウェイ・名古屋戦でいきなり山形デビューの可能性もある。
柏U-15からレイソル一筋で育ってきたが、14日に行われた囲み会見では「話が来る前から自分は違うチームに行ってプレーしてみたいという気持ちがあったし、試合に出たいと思っていた」とオファーに即決。「自分が成長するためには試合に出なければいけないと思ったし、カテゴリーを落として試合に出るチャンスがあるのなら良い機会だと思った」と試合出場と自らの成長への欲求を隠さなかった。U-18時代から指導を受けている下平隆宏監督からも、「違うチームに行って得るものも大きいから、しっかりやってこい」と送り出されたという。
合流日の練習で初めて安西のプレーを実際に見たという木山隆之監督は「技術もあると思うし、物怖じしない感じ」と印象を話した。負傷離脱者が多発している山形は現在、試合出場可能なフィールドプレーヤーが安西を含めて17名。安西は本職のボランチ以外にも複数のポジションでプレーできるが、負傷者が戻ってきたあとも試合に絡み続けられるか。山形が新たな刺激を得たことは間違いない。
(山形担当 佐藤円)
2017/07/15 16:27