前節のJ2第21節・山形戦。ペナルティーエリア内で相手DFをキックフェイントでいなし、右足シュートを流し込んだ戸高弘貴のゴールシーンが、ファン・サポーターの選出するJ2第21節の『MYベストゴール』に選定された。発表翌日の6日、その事実を知らされた戸高は「うれしい」と表情を崩し、「家族に自慢します」と言葉を続けた。
現在の戸高は公式戦3試合連続ゴール中と絶好調。長らく負傷により戦列を離れていたが、いまでは約3シーズンぶりに公式戦に復帰したばかりとは思えないほどの活躍を披露している。
「ゴール前だからといって、焦ることもまったくない状態でシュートを打てていることが良いのかなという感覚は持てている」
特にJ2第21節・東京V戦で決めたゴールや前述の山形戦の得点シーンは、難易度の高いシュートだったが、ゴール前でも冷静でいられるメンタリティーがゴールを量産できている秘訣でもあるようだ。
しかし、この二つの“ゴラッソ”は本人いわく、偶発性の高いゴールでもあるため、確実にゴール数を増やす方法論として、「得点パターンを増やしたい」と語る。復帰後初ゴールとなった京都戦の得点シーンのように、“ワンタッチゴール”も一つの得点パターンの代表例だが、6日の全体練習が終わったあとには得点パターンを増やすために、ペナルティーエリア角からのミドルシュートを繰り返し蹴り込んでいた。
(町田担当 郡司聡)
2017/07/06 20:32