18日、湘南が今季コインブラMG(ブラジル)から期限付き移籍で加入したMFシキーニョが退団することを発表。同日、大分に期限付き移籍加入することが発表された。
今季湘南に加入したシキーニョは圧倒的なスピードとテクニックで攻撃の活性化を期待されたが、出場はわずかアウェイゲームの2試合。ホームのサポーターにプレーを披露することができず、別れを告げることとなった。クラブを通じて、シキーニョは「試合に出られないときも、サポーターの皆さんにはいつも応援していただき感謝しています。出場した2試合でも、すごく大きな声援を送っていただきました。5カ月という期間でしたが、とても良い時間を過ごすことができました。ありがとうございました」とコメントしている。
「チームの勝利のために自分の良いプレーをしたい」という思いを持って練習に励んだシキーニョ。しかし湘南の掲げるサッカーに適応するのは難しかった。ただ、輝きを放った試合もある。途中出場で移籍後初出場となったJ2第12節・町田戦だ。0-0の拮抗した展開の中、リズミカルな動きやゴールに迫るプレーで、スタジアムを沸かせてくれた。このゲームが彼のハイライトだろう。だが、そこからのパフォーマンスは上がらず、メンバーからも外れることが多くなっていった。
半年で湘南の背番号10を脱ぐことになったシキーニョ。次は大分の背番号10を背負い湘南に立ちはだかる。馬入での経験を生かし、新天地での活躍を祈りたい。
(湘南担当 高澤真輝)
2017/06/18 18:42