新潟は11日、聖籠町の練習場で新潟医療福祉大学との練習試合(45分×3本)を行った。スコアは1本目が4-1、2本目は4-0、3本目は1-2で、トータル9-3で勝利した。
1本目は直近のリーグ戦のメンバーをベースに、[4-2-3-1]の右サイドハーフに矢野貴章、右SBに原輝綺、GK川浪吾郎という新布陣が試された。矢野は5月5日の明治安田J1第10節・川崎F戦で右ハムストリングス肉離れで離脱して以来、約1ヶ月ぶりの実戦復帰となった。
前線で攻撃の起点となったのは矢野。自陣からのロングボールを収め、山崎亮平へとパスをつないだ流れから2得点が生まれた。「自分が前に入ったら起点になることが求められると思うし、その働きから点が取れた。チームとして、得点の形が一つできたのは良かった」と、この日ゲームキャプテンも務めた矢野は手ごたえを口にした。呂比須ワグナー監督も「動きは良かった。キープできるし、(相手の)背後も使えている」と新たなポジションでの活躍を評価した。
このほか「生まれてからずっとSBだったんじゃないか」(呂比須監督)と評された原のプレー、ホニのハットトリック、鈴木武蔵のサイド突破からの2アシストなど、見どころの多い試合となった。
指揮官は「攻撃の動きは良くなっている。(リーグ中断期間の)1週間やってきたことができたし、ゴールも9点入った。リーグにつながってほしい」とコメント。良い手ごたえを得て、次節・大宮戦に向けて準備を進める。
(新潟担当 野本桂子)
2017/06/12 07:04