前節・水戸戦(1△1)で今季初出場した徳島の長谷川徹。「勝ち点3を取れなかったということに尽きます」。
昨季は守護神として28試合に出場した長谷川徹だったが、開幕戦直前でのコンディション不良もあって前節・水戸戦が今季初出場となった。試合勘が心配されたが、公式戦から離れていたことをまったく感じさせず、試合終了間際には“これぞ長谷川の真骨頂”というファインセーブでゴールを守った。1失点こそ喫したものの、あのファインセーブがなければ勝ち点ゼロで試合を終えていたかもしれない。
だが、長谷川はアウェイで勝ち点1を手にし、今季初出場したことにもまったく喜ばない。5月に入って試合に絡みだした井筒陸也や水戸戦で先制弾を決めた大﨑淳矢の名前を挙げながら、「なかなか出番のなかった選手が結果を出すことがチームの底上げになる」と話したあと、「その中で今季初めて試合に出た自分が失点したところだけが良くなかった」と続けた。
自分に厳しい男。長谷川がピッチに戻ってきた。
写真:柏原敏
(徳島担当 柏原敏)
2017/05/26 17:42