明治安田J2第10節・水戸ホーリーホック戦に続いて、吉田眞紀人が今節も“古巣戦”を迎える。対戦相手の松本山雅FCは、2013年に在籍。わずか1シーズンの在籍にとどまり、リーグ戦出場も1試合とあまり試合に絡めなかったものの、「僕個人のキャリアの中ではすごく重要な1年だった」。当時、フィジカルコーチを務めていたエルシオ氏(現・群馬フィジカルコーチ)との出会いは一つの転機になった。
サッカーに対するメンタリティーや自身の弱点を克服するアプローチをしてくれたエルシオ氏は吉田にとって、「いまでもサッカーを続けられているのはエルシオのおかげ」と言えるまでの存在でもある。
もちろん、松本の代名詞とも言える“アルウィン”の素晴らしさも知っている。
「圧倒的な空気感はあるけど、それに飲み込まれないようにしたい。いつも以上にサッカーのゲームに集中して試合に入る必要がある」
吉田はそう言って、アルウィンでのゲームを迎えるにあたっての心構えを説いている。
現在、3試合連続先発出場中の背番号7。「試合を重ねるごとにコンビネーションが良くなっている。早く点を取りたい」と語る男は、古巣相手の移籍後初ゴールをターゲットに、松本の庭へと乗り込む。
写真:郡司聡
(町田担当 郡司聡)
2017/05/12 13:10