昨季の2試合のさいたまダービーにおいて、大宮が挙げた得点は『2』。そのうち一つを挙げたのが江坂任であり、今回のダービーにおいて、大宮の選手の中で最も得点の期待が懸かる選手が彼であることは間違いない。
「勝てていない中でのダービーなので、ここで勝って勢いをつけたいという気持ちだし、ホームなので負けられない。昨季もホームで勝てていないし、点も取れていない。今季はしっかり勝たないといけない。勝てていない状況でも応援してもらえている。その気持ちにしっかり応えたい」
ここまで未勝利で最下位に沈む大宮に対して、浦和は悠々と首位をキープ。現時点での力の差は否めないが、江坂はそうした状況を認めた上で勝利への渇望を口にする。
「やっぱりレッズのほうが周りから見たら強いと思われているだろうし、順位もいまは1位と最下位なので力の差はあると思われている。でも、ダービーである以上は負けられない。昨季も1分1敗だし、サポーターも熱くなっている。そこには応えないといけない」
ポジティブに考えれば、この難局を勝利という形で乗り切れば、チーム状態は確実に快方へと向かう。「それだけに本当に大事な一戦になる」と江坂。最悪のスタートはもう変えられない。未来を変えるため、背番号7の双肩には大きな期待が懸かっている。
(大宮担当 片村光博)
2017/04/28 20:32