競り合う竹内(右)。名古屋で多くを教わったという先輩の一人、闘莉王とは初めての対戦となる
名古屋でプロデビューした当時、名だたる先輩たちから多くのことを教わったというDF竹内彬。その先輩の一人であるDF田中マルクス闘莉王と、J2第10節・京都戦で、意外な形でのマッチアップが実現しそうだ。
第8節・愛媛戦からFWで出場している闘莉王は、その試合でいきなりハットトリック。続く第9節・松本戦でも見事な反転シュートで先制点を挙げており、今週末の大分戦でもFWで先発する可能性が高いと見られる。
闘莉王のゴール映像を見た竹内は「トゥーさん(闘莉王)はシンプルに強い。相手DFが、やられるという恐怖心から自分のではないタイミングで跳んでしまって、ボールに触れずに胸トラップされ、自ら傷口を広げてやられるシーンを何回も見た」と警戒。「でもトゥーさんだけと試合するわけではないので、ほかの部分でもボールを動かし相手を走らせたりして、常に上回っていければ」とチームとしての勝利を期す。
「最終ラインでパスを回したところで、闘莉王さんは走りますかね?」と訊ねると「分からない。その日によって違うので」と竹内。すがすがしいまでに「闘莉王対策はない」と言い残し、クラブハウスへと引き上げていった。
写真・ひぐらしひなつ(エルゴラッソ大分担当)
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/04/25 17:52