20日、新潟のMF加藤大の入籍が発表された。加藤に心境の変化を聞くと「普段からサッカーに対しては、常に全力。『チームが勝つために』というところに、『奥さんのために』というのが増えたけど、やることは変わらない」と照れながら取材に応じた。お相手は一般女性のためプロフィールは非公開だが、「新潟県出身で、明るくて元気をもらえる人」とのこと。勝てない時期が続き、落ち込んでいたときも、その明るさに励まされたという。
今季はシーズン開幕戦から全試合で先発出場中。主に右サイドハーフとして起用され、豊富な運動量で攻守に貢献している。J1第1節・広島戦(1△1)では、ゴール前でつぶれ役になって相手DFをブロックし、MF田中達也の同点ゴールを手助けしている。
今節・FC東京戦は、今季のホーム初勝利と初連勝が懸かる一戦。19日の練習後、加藤は三浦文丈監督に「次はゴールを決めます」と宣言した。「これだけ試合に出させてもらっている中で、攻撃的な位置にいるし、チームに貢献できる仕事はゴールだと思う」とその意図を明かした。
高精度の左足も加藤の武器。MFチアゴ・ガリャルドとともにプレースキッカーを務めているが「セットプレーも練習から良い状態でやれている。チアゴ(・ガリャルド)と場面に合わせて蹴り分けられたら。直接(ゴールすること)も狙います」と報道陣に語った。
得点すれば、15年の1st第16節・湘南戦(3◯1)以来。幸せいっぱいの加藤がゴールを挙げ、今季ホーム初勝利でサポーターに喜びを届ける。
(新潟担当 野本桂子)
2017/04/21 07:00