仙台のリャン・ヨンギが、16日の明治安田J1第7節・鹿島戦に向け、勇気を持ってボールを受けるために走ることの重要性を口にした。
仙台はリーグ戦で連敗し、前節・浦和戦では0-7と大敗。立て直しが求められる状況にあるが、メンバーを入れ替えて臨んだ12日のルヴァンカップ第2節・磐田戦(2○0)で勝利したことで、悪い流れを止めた。この試合に刺激を受け、リャン・ヨンギは「前節の悔しさを晴らすためにも、勝たなければ」と、鹿島戦に向けて闘志を燃やしている。
チームとしての攻撃がうまくいかないときは、ビルドアップのミスから一気に相手の決定機まで持ち込まれることが多かった。リャン・ヨンギもこのことを重く見ており、「ボールを持っているときに、味方のために顔を出せるかが大事。自信を持ってボールを引き出せるか、それをどこが相手でもできるか、ということが問われています」と、強敵を相手にも多くの選手が勇気を持ってボールを受けるために走ることを重視する。
「一度ミスをして、そこで引き出す動きが出なくなってしまうと、チームとしての動きも少なくなってしまいます。失敗したとしても、顔を出す動きは続けてやろうとしないと。そういう、メンタルの部分も大きい」。相手のプレッシャーを受けても腰が引けた戦いはせず、相手陣内でボールを回してチャンスにつなげることができるか。リャンは献身的なランニングによって、味方を引っ張る。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/04/14 20:25