1月の自主トレ中に右足第5中足骨疲労骨折を負って手術し、全治3カ月の診断を受けていた浦和のFW高木俊幸(写真中央)が13日、トレーニングでフルメニューを消化した。
J1第6節・仙台戦の翌日、8日には仙台戦に出場しなかった選手のゲームに参加しながら、1本を終えたところでけが付近の炎症によって離脱していたが、「今日から合流という形にできた。この数日でまたこうしてピッチでしっかり参加できるレベルに持っていけたのでよかった」と安堵した様子を見せた。
この日、11日のACLグループステージ第4節・上海上港戦に出場しなかった選手たちで行った8対8のゲームでは、ゴールを重ね、浮き玉のパスをジャンプして右足で落とし、那須大亮のゴールをアシストするなど、上々のプレーを披露。「思ったよりスムーズに流れの中に入れたし、休んでいるときにいろいろな試合を見たぶん、イメージができていたのかもしれない」と笑った。
まだ「けがした箇所に体重が掛かると若干怖さとか違和感とか、かすかな痛みがある」ようだが、「逆足も同じところをけがしたことがあるし、だんだん馴染んで慣れていくものだということは分かっているので、最初は仕方ないかなという気持ちでやっている」とこのタイミングでの合流を決めたようだ。
攻撃陣が軒並み好調な浦和だが、「焦りはメンタル的にサッカーには必要ない余計な部分」と話し、「自然体」を意識。「次の目標は全体の紅白戦に入ること。その次は(公式戦の)メンバーに入ること。目標を一つひとつクリアしていけば試合にたどり着く」と、少しずつ完全復活を目指す。
(浦和担当 菊地正典)
2017/04/13 18:57