12日、湘南の曺貴裁監督が、ドルトムントのチームバスが爆破攻撃を受けた事件について懸念した。
事件が起こったのは、現地時間11日の19時15分頃。チャンピオンズリーグの決勝トーナメント準々決勝ファーストレグ・モナコ戦に向かう途中、何者かの爆破攻撃から爆発に巻き込まれた。試合が中止となっただけでなく、その衝撃でスペイン代表のDFマルク・バルトラが右手首を骨折し、手術を行うという深刻な事態となっている。
ブンデスリーガ好きで知られる曺貴裁監督は「バルトラは大丈夫なのかな。すぐにサッカーできるのかな…」と少し意気消沈したような表情で話し、今回の出来事がいかにショッキングなものだったかを物語っていた。
指揮官同様、日本の早朝のニュースでショックを受けたサッカーファンも数多くいたはず。どんな理由であれ、人を傷つけてしまうのは悲しいことだ。サッカーが“恐怖”や“不安”に埋もれてしまえば、サッカー本来の“楽しむこと”ができなくなってしまう。そのことが失われないように祈るばかりだ。
そしてドルトムントは厳しいメンタルの状況のなか、日本時間13日1時45分にモナコとのゲームを迎える。
(湘南担当 高澤真輝)
2017/04/12 18:33