清水から期限付き移籍で加入した韓国人のDFキム・ボムヨン。合流して2日目ながら、15日の練習では、フアン・エスナイデル監督が発する一つひとつの言葉に耳を傾け、1日でも早くチームに馴染もうとする姿勢を見せている。
来日5年目。山形、広島、清水を渡り歩いてきた苦労を感じさせない明るい表情が好印象だ。早くも国内4クラブ目となった千葉への移籍についても、「プロの世界はこういうもの。良い環境でサッカーができるのはめっちゃうれしいし、うまい選手とプレーできるのも楽しい」と前を向く。
「チームメートと仲良くして勉強した」という日本語も流暢に操っている。「(分け隔てなく)仲良くできるのは自分の能力。練習や生活面からコミュニケーションを取り、チームのプラスになれれば」と、これからも積極的に溶け込んでいくつもりだ。
プレースタイルは“ファイター型”。「動くことには自信がある。必死に頑張る姿を見てもらいたい」とアピールも忘れない。
そして何より、14年(山形)と16年(清水)にJ1昇格を経験しているキム・ボムヨン。
「最後は昇格して結果を残したい」
いまは千葉で自身3度目となるJ1昇格だけを見据えている。
(千葉担当 大林洋平)
2017/03/15 19:59