5日のJ2第2節・大分戦は、東京Vにとってのホーム開幕戦。チームカラーの緑をまとって新ユニフォームで入場するはずだが、東京Vの選手たちは緑色の「14」という文字が胸に入った白地のTシャツを身に着けていた。
これは、右アキレス腱断裂で全治6カ月の診断を受け、2月6日に手術を行ったMF澤井直人に向けたメッセージ。昨季J2リーグ戦31試合に出場し、中心選手の一人としてともに戦ったチームメイトに対して「一緒に戦っているんだ」という思いを伝えようと、選手たちが本人にサプライズで企画したのだった。費用は選手たちが負担。先日、ようやく退院した仲間に思いを届けた。
そして試合は1-0で東京Vの勝利。先輩の柴崎貴広は「一番頑張っていたのがアイツ(澤井)。試合に出たいだろうし…。勝てて、これで少しは安心してくれたかな。焦らず、いい状態で戻ってきてほしい」と話した。
このあと選手全員のサインやメッセージを入れて、澤井本人にTシャツが届けられるという。
写真:東京ヴェルディ提供
(東京V担当 田中直希)
2017/03/05 22:15