槙野智章が中国リーグの広州恒大からオファーを受けていることについて口を開いた。
チャンピオンシップ決勝で鹿島に敗れたことによりクラブW杯出場もなくなり、チームとしての年内最後の活動となった4日、槙野は中国リーグについて、「最近はヨーロッパの名前がある選手も中国に行っている傾向があるし、もちろんお金と思われても仕方ないと思うけど、ACLの結果を見ても中国全体の力が上がっている」と話した。さらに、「いざ自分がそういうところに名前が挙がったことについては真摯に向き合わないといけない」と真剣に考えていることを明かした。
また、広州恒大は槙野だけではなく、ほかの日本代表DFをリストアップしながらも、2002年日韓W杯でブラジル代表を率いて優勝するなど名将ルイス・フェリペ・スコラーリ監督が指名したとも言われている。その件については「選手として評価してもらえるのは本当にうれしいこと」とした。
ただ、「年齢的なこともあるし、自分が何を第一に考えて選択しないといけないのかということも考える。一度ヨーロッパに行って帰ってきている身としては慎重になる部分はある」ことに加え、「このクラブで成長もしてきた」と浦和への思いもある。
現段階では何も決まっていないという槙野。明日からのオフでじっくり検討するようだ。
(浦和担当 菊地正典)
2016/12/04 19:37