27日、仙台はクラブハウスでのミーティングをもって、今季のトップチームとしての活動を終了した。今季のチームが解散するこの日に、MF水野晃樹(写真中央)の契約満了も発表された。
元日本代表の水野は、今季から仙台へ加入。突破力とクロスを武器にプレーしたが、負傷の影響もありリーグ戦8試合、ルヴァンカップ4試合、天皇杯1試合の出場にとどまった。
水野は「思うようにチームに貢献できず申し訳なかった」と自らのプレーについては反省。一方で、「1カ月にわたるキャンプで一体感ができていったこと、向上心のある若い選手がそろっていること」を印象に残る出来事として挙げた。その中で、水野は経験を生かして若手選手にアドバイスを送るなど、ピッチ外での貢献も大きかった。この日も、別れを惜しむ若手選手が涙を流す場面もあった。
また、水野は始動日などで東日本大震災の被災地を訪れたことにも言及。「こういうタイミングでできたのも何かしらの意味があったと思う。これまでとまた違ったモノを背負ってプレーできたのは良いことでした」と仙台での一年を振り返った。
水野は現役続行を表明し、カテゴリーを問わずチームを探す。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/11/27 19:37