20日に行われたJ2第4節・北九州戦で、待望の“タカゴール”を決めた高原直泰。一夜明けた21日、元日本代表FWは自身のゴールへの喜びよりもチームが結果を残せなかったことに悔しさを募らせていた。「自分がゴールを決めたことはあまり気にしていない。それよりもチームが勝てなかったことが残念」。最終ラインからのビルドアップでゴールを陥れた得点シーンにも、本人は大きな喜びは見せることはなかった。「とにかく我慢しながら進んでいくしかない。いまは我慢して負けないということが大事で、負けないようにチーム力を向上させて、あとはいかに勝利をもぎ取るか。自分たちが一番勝利を欲している。勝つことが一番の薬だし、刺激になる。一つ勝ち取れれば、よりチームとしての勢いが付く。最初の一つがないと積み重ねていけないし、サポーターにも早く1勝をプレゼントしたい」。経験豊富な高原は、3日後の熊本戦を見据えて必勝を誓っている。
(東京V担当 郡司聡)
2013/03/21 19:19