20日、C大阪は23日に行われる山形戦へ向けた紅白戦を行い、Bチームが3-2で勝利した。
Bチームの得点者は丸岡満、澤上竜二、田代有三の3選手。(Aチームは藤本康太と杉本健勇)。先制点を決めた丸岡は澤上の得点もアシストし、J3で3連勝中のC大阪U-23の勢いをトップチームにも持ち込んだ形だ。
練習後、紅白戦で見せたキレ味鋭い動きについて丸岡に尋ねると、「自分でもいま、体が一番動いていると感じる。U-23での3連勝が自信になっているし、僕たちがスタメン組の選手に少しでも危機感を与えないといけない。(トップチームの)メンバー入りにつながらなくても、U-23の試合につながっていく」と充実の表情で話した。
1トップで体の強さを見せた澤上は、3本目の途中からはスタメン組の1トップとしてもプレー。「最近、試合に出られていないのは、普段の練習からアピールが足りないから。今日の紅白戦ではFWをやれたので、どんどんアピールしようと思った」と振り返ったように、強さを生かした積極的なプレーは目を見張るものがあった。
また、試合終了間際にヘディングで決勝点を叩き込んだのが、けがから復帰した田代だ。「ここから6試合、全部勝ち続けるためには、途中から出る選手が活躍することも必要。全員で良い競争をして、良い形でシーズンを終えたい」と笑顔で話した。
今季のJ2も残り6試合。U-23で力を蓄えてきた選手、負傷離脱から復帰してくる選手。すべての選手がチームの力になるために戦う─。そんな強い意志が感じられた、活気みなぎる紅白戦だった。
(C大阪担当 小田尚史)
2016/10/20 19:57