神戸のDF橋本和が古巣・柏との一戦を迎える。13日の練習後、「一緒のときは頼もしい仲間ばかりだった。手ごわい相手」と警戒感を口にし、チームの5連勝に意気込んだ。
13日は橋本にとって20代最後の日。「今年が始まるときから30の歳ということは分かっていた。年齢的な節目の年だけど、(30代も)変わらずにやっていきたい」と、誕生日直前の心境を伝える。
そして、30歳で迎えるファーストゲームは、古巣との一戦だ。09年、大体大から柏に加入し、10年、11年と続いたJ1昇格、J1優勝という偉業達成の一翼を担った。橋本は「柏には良い思い出しかない。浦和のときの日立台での試合はいろいろな思いがありましたね」と振り返る。ただ、橋本がいま、まとうのはクリムゾンレッドのユニフォーム。柏の強さを受け止めつつ、「神戸も一丸になれば絶対に強いチーム」と自信で胸が反り返った。
ホームに迎える柏は、勝ち点で並ぶ“上位争い”のライバルでもある。「ここからしっかり良い準備をしたい。また勝ち点3を積み上げれば面白くなる」と背番号44。チームの5連勝へ、大言壮語とは距離を置き、橋本はしたたかな野心を言葉にこめた。
文:小野慶太(エルゴラッソ神戸担当)
(神戸担当 小野慶太)
2016/09/13 19:42