関東大学リーグ2部所属の神奈川大に敗れた天皇杯1回戦から5日。小野路グラウンドで町田が次節J2第31節・横浜FC戦に向けて始動した。
チームは天皇杯敗退翌日からコーチングスタッフの計らいで4日間にも及ぶオフに突入。中断期間のないJ2でこれだけのオフを取ることは異例でもある。「リフレッシュを兼ねて」と相馬直樹監督。選手たちは各自思い思いにオフを過ごし、月も変わった9月1日に再び集結した。
「いま、チームは分岐点に立たされている」とは主将リ・ハンジェの言葉。天皇杯・神奈川大戦では、普段は出場機会の少ない選手が出場していたとはいえ、攻守の切り替えやセカンドボールへの出足、ボールサイドへ人数をかける守備の基本戦略など、“チームのベースとなる部分”で大学生チーム相手に劣勢だったことは由々しき事態でもある。
リーグ序盤で一時は首位に立つなど、旋風を巻き起こした町田も、8月は白星なし。チームは試練の時期を迎えている。シーズンの残り12試合に向けて、リ・ハンジェは「FC町田ゼルビアがもう一段階上に行けるか、このままのチームで終わるか。問われている」と話した。
(町田担当 郡司聡)
2016/09/02 00:07