浦和ユース出身の関根貴大が尊敬する先輩、日本代表の原口元気から大いに刺激を受けたようだ。関根と同じく浦和ユースからトップチームに昇格して現在はドイツのヘルタ・ベルリンでプレーする原口。現在はオフのため、25日に行われたJ1・1st第17節・神戸戦の際に埼スタを訪問。試合前に浦和OBである鈴木啓太氏、堀之内聖氏とトークイベントを行ったほか、TV中継でゲスト解説を務めた。
原口と会った関根はメンタルのことを中心に話し、気持ちを新たにしたようだ。「(原口と話すと)ちっぽけに思う、今まで思っていたことが(笑)。考え過ぎだな、みたいな。気持ち的にラクになるし、『やらなきゃな』というふうにポジティブに(物事を)捉えられるようになるので、すごくありがたい」(関根)。
神戸戦前のトークイベントでスコア予想した原口は「願望も込めて3-0。(得点者は)興梠、那須……関根が取ってくれたらうれしい」と話していた。その発言についてはTVを見ていない関根も知っていたという。それもそのはず、試合後に原口と話した際に「『何なの、お前』と言われた(笑)」からだ。
それは原口なりの後輩への期待の表れ。「そういう(期待してくれる)人のためにも結果で応えたい」という関根。「去年は6得点8アシストなので、少なくともそれは超えたい」と数字にこだわる。そして、「自分が良くなればチームが良くなる」という、原口もよく使っていたポジティブな意識で2ndステージに臨む。
文・写真:菊地正典(浦和担当)
(浦和担当 菊地正典)
2016/06/29 16:54