8日、第12節・清水戦を迎える岐阜。クラブ史上初の対戦となる同カードは、DF岡根直哉にとってさまざまな思いが去来する一戦だ。
岡根が「自らの原点」と語る清水は、特別指定選手として早稲田大の2年時からお世話になり、プロキャリアをスタートさせた古巣クラブ。岡根の口からは感謝の言葉があふれてやまない。
「大学で試合に出ていなかった時期に声を掛けてくれて、練習に参加させてもらい、そこから特別指定選手にしてもらった。それで自分は頑張ることができたので、自分にとってはずっと特別なチーム」
プロ入り後はなかなか出場機会を得られない日々を過ごしたものの、「だからこそ這い上がろうという反骨心みたいなモノはあった」と、その悔しさをいまにつなげてきた。
イングランド・プレミアリーグ優勝という快挙に大きく貢献した現日本代表FW岡崎慎司(レスター)をはじめ、元日本代表の小野伸二(札幌)、高原直泰(沖縄SV)、伊東輝悦(秋田)、永井雄一郎(群馬)、さらには元スウェーデン代表のフレドリック・リュングベリなど、「Jリーグを代表する選手たちと一緒に練習できたことが一番(の財産)」だという。
「しっかりアピールしたいし、チャンスがあれば頑張りたい」と話した背番号4。出場すれば、自身初めての清水戦となる。原点と対峙し、成長した姿を見せたい。
(岐阜担当 村本裕太)
2016/05/08 12:01