19日、京都は午後に予定していた練習を取りやめ、「平成28年熊本地震」の被災地支援を目的とした義援金の募金活動を行った。今回の募金は、17日の明治安田J2第8節・熊本戦が中止となった後に、熊本でプレーした経験を持つ菅沼駿哉(写真)、堀米勇輝が中心となって選手が発案。クラブに「どうしてもやりたい」と掛け合って実現させた。
募金を行ったのは、京都タワーなど京都市内の3ケ所。選手、石丸清隆監督、チームスタッフに加えて、山中大輔社長らクラブ関係者も参加し、午後5時からおよそ1時間にわたって「熊本のサポートをお願いします!」と支援を呼びかけた。
発案者の菅沼は、「熊本には感謝の気持ちしかない。その気持ちを自分が返す番だと思い、選手のみんなに協力してもらいました」と熊本への思いを口にし、「一日でも早く復興してもらえるように、継続して支援していければと思う。募金活動だけでなく、被災者を試合に招待したり、スパイクを子供たちに送ったり、いろんな形を考えたい」と今後も被災地支援を続ける意向を明かしている。
なお、集まった義援金はJリーグをとおして被災者の支援に活用される。京都は、23日に西京極で行われるJ2第9節・徳島戦の会場などでも、引き続き募金活動を行っていく予定だ。
(京都担当 川瀬太補)
2016/04/19 23:21