「昇格を達成できなかったということで、皆さんに失望感を与えてしまい残念な想いをさせてしまった」という切り出しで始まった、今季最後となる関塚隆監督の囲み取材。「序盤戦の戦い方を後半戦にも持続させたかった。そこをベースに、チームを膨らませていくということができなかったのが今年の印象」とJ1昇格を逃した要因について話してくれた。
その主たる原因に関しては、「追加点を取れないとか、得点を決め切れないことが多かった。あるいは相手がリスクを追って出てきたときに、クリーンシートにするための守備力。そこをもう一段に上げていかないといけない」と分析。逆転勝ちが1度、5月3日以降連勝がなかったチームの根底には、勝負弱さがあったと反省の弁を口にしていた。
来季で7年目となる明治安田J2リーグ。悲願のJ1昇格をつかむための戦いは既に始まっている。「今年の悔しさを次につなげていかないといけないし、見直すところは見直していきたい。今季は全てができなかったわけではないので、やれているところに上積みをしていきたいと思う。クラブ全体で昇格のために、足を進めていくことをやっていきたい」という言葉で締めくくった指揮官は、新たな戦いを既に見据えている。
(千葉担当 松尾祐希)
2015/12/03 19:19