3位・福岡と同じ勝ち点で最終節を迎えた2位・磐田。今節は、目に見えない“重圧”との戦いにもなる。
今節のJ2は全カードが14時キックオフ。名波浩監督は福岡の動向について、「やはり気になる」と前置きした上で、「(他会場で)何か動きがあったらスタンドのお客さんがざわつくと思うし、それをピッチ上でも敏感に感じると思う」と語る。昇格レースの独特なプレッシャーをいかにはね除けるかが、試合のポイントの一つとなる。
そんな中、「こういった試合はたくさん経験してきた」と語るのは伊野波雅彦。09年に鹿島でリーグ3連覇を経験し、14年ブラジルW杯の日本代表メンバーでもある。先発メンバーの中で豊富なキャリアを持つ選手の一人であり、「こういうしびれる試合があるからこそ、サッカーをやってきたし、そういう気持ちでプレーしたい」と頼もしい。
磐田には13年に加入。その年にJ2降格という屈辱を味わっただけに、「このチームをJ1に上げて、今シーズンを終えたい」という思いも人一倍強い。
運命のリーグ最終節、経験豊富なCBが後方からチームを支える。
(磐田担当 南間健治)
2015/11/23 06:48