西川優大が悩ましそうに口を開く。
「この前の北九州戦(明治安田J2第40節/2△2)は自分にチャンスがあって決めていれば3対1になっていた。一つのプレーで未来が変わる状況で、交代で出場してラストで失点した責任は感じています。一人で流れを変えられる影響力があればいいけど、その力はないので……でも、なんとか力になりたい」
調子の波があった今シーズン。今、再び出場チャンスが訪れている。
「この2試合、途中から出ているのは自分だけだし、それで2試合連続で最後に追いつかれたのは事実だから周りに言われるのはしょうがないです。でも、逆に点が取れていれば……なかなか難しいんですけど」
前を向くほかないことはわかっている。
「また出場チャンスがあれば、まず求められていることをやる、そのうえでプラスαを出す。今はちょっとしたプレーが結果につながる怖さを感じるし、結果を出すためには練習から集中して取り組むしかないと思っています」
何とか結果を残して周りを見返したい。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/11/12 07:00