河原和寿と今節の対戦相手である岐阜・高地系治はともに大宮東出身。6つの年齢差があるために高校で一緒にプレーはしていないが、実は思わぬ繋がりがあった。
河原いわく、「僕が高2のとき、東京Vをアウトになった高地さんが大宮東の練習に参加していた時期があった」という。高地の母校での練習参加期間は約1ヶ月程度ではあったものの、「左足のキックはすごかったし、初めてプロ(のクオリティ)を間近で感じた」と感銘を受け、河原が求めたアドバイスにも気軽に答えてくれるなど「すごく優しかった」と当時を振り返る。
そんな尊敬する高地が今節では手強い相手になる。「サッカーセンスが優れているだけじゃなく、苦しい状況を掻いくぐる術も知っている。高地さんをフリーにさせると岐阜のストロングが出る」と勝負のカギを握るキーマンとして強く警戒。チームの勝利のためにはこの“大先輩”を封じることが必須になる。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/11/01 07:00