29日、火曜日からJリーグヤマザキナビスコカップ決勝戦に向けた練習を繰り返してきた鹿島は、3日連続の紅白戦で試合に備えた。今季のリーグ戦ではG大阪に対して1度も勝利できず、悔しい思いをしてきただけに、選手たちの集中力も高く、リベンジの意識は強い。選手たちは、石井正忠監督や大岩剛コーチの指示に鋭く反応していた。白熱の紅白戦を終えたあとは、セットプレーの守備を確認。その後、GKを含めた全員でPK練習を行い、鹿嶋での最後のトレーニングを切り上げた。
「いつもどおり行きましょう」
史上初のJ2勢同士の対決となった11年度天皇杯決勝以来の大舞台となる中村充孝は、ひょうひょうと報道陣に平常心を訴えた。チーム全体で、オンとオフの切り替えがうまくできており、表情の硬い選手は一人もいない。チームは良い状態で埼玉に向かうことができていた。
(鹿島担当 田中滋)
2015/10/29 20:51