
いつもは感情を表に出さないクールな男も、古巣戦となれば燃えてくる。今節の対戦相手である北九州は安田晃大にとって11、12年の2シーズンに渡って過ごした古巣であり、自身がプロとしての自信を掴んだ思い入れのあるチームだ。
それだけに「自然と気持ちが高ぶる」(安田)とモチベーションもアップする。安田は北九州を去って以降、古巣・北九州との試合に出場したことがないが、今節では初の北九州戦出場のチャンスは十分にある。コンディションは徐々に向上し、前節では7戦ぶりのスタメン出場。「スタメンでも、そうじゃなくても出たときに良いプレーができるように準備したい」と本人は謙虚さを見せるも、木山隆之監督は「(安田)晃大も古巣は出たいだろうし、それは良いモチベーションになる」としっかり気持ちを汲み取っている。
今節こそ、思い出の地・本城の北九州サポーターの前で自身の成長した姿を披露したいところだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/10/17 19:46