ここ数試合、三竿健斗が攻撃に絡む場面がかなり目立つようになってきた。シーズンの半ばごろまでは、ダブルボランチを組む中後雅喜が攻撃、三竿が守備とはっきりとした役割分担になっていたが、現在ではそうではない。本人も「シーズンの最初とかは後ろにいたけど、これだけ試合に出させてもらって成長もしないといけないと思っている。その成長の証じゃないけど、前にも行けるようになったというのは現れかな」と言う。
加えて、攻撃へより多く絡むようになり、増えてきたモノにはシュートチャンスも挙げられる。「ここ最近(ミドルシュートの)練習もしていて、なかなか実戦の場で試せていないので、紅白戦から意識してやっている」(三竿)。東京Vに対して引いて守る相手も多いだけに、遠目から精度高いシュートを蹴れれば、守備を引き出す効果も生まれる。自身にまだ得点がないこともあり、三竿は「早く1点取りたい」とゴールを熱望している。
(東京V担当 石原遼一)
2015/09/10 16:50