プロ2年目の秋、CB酒井高聖にとって、新潟の選手として初の公式戦出場チャンスがめぐってきた。9日の天皇杯2回戦・秋田戦がその舞台だ。
今週は7日間でナビスコカップ、天皇杯、J1の3試合を戦うため、天皇杯では大幅なメンバー変更が予想される。酒井は「自分にとって最大のアピールチャンス。試合に出続けられるよう、結果を出したい」と意気込む。
武器はフィジカルとメンタルの強さ。紅白戦で195cmの指宿洋史をも跳ね飛ばすほどの競り合いは見ごたえがある。「練習試合では一番安定してプレーしている」と柳下正明監督からの評価も上々だ。
対戦相手の秋田とは4月13日に練習試合(4○1)をしており、酒井もCBで90分プレーした。「前から取りに来るアグレッシブなチーム。若い選手が多く勢いもある。圧倒されず、どう自分たちのペースに持っていけるかが大事」とイメージする。
「やるからには(失点)ゼロで抑えたい」。守備の要として、その仕事を存分に果たすつもりだ。
(新潟担当 野本桂子)
2015/09/08 19:18