前節・新潟戦(2○0)、皆川佑介が1st第5節・名古屋戦以来、今季3試合目の出場を果たした。
出場時間はアディショナルタイムも含めて10分間にも満たなかったが、「死に物狂いで次につながるようなプレーができればと思って走りました」という皆川は、「点を決めれればパーフェクトでしたけど、点を取りにいく姿勢は見せられたと思います」と手応えをつかんだ様子だ。
リーグ戦は終盤に突入したが、ここまで3試合出場・無得点。苦しいシーズンを送っている皆川だが、「この世界は腐ったら終わりだし、自分には代表に入って活躍して海外に行きたい夢がある」。目標を持って日々に取り組んできたことで、「ここのところすごく上がってきている」(森保監督)と首脳陣の評価を高め、新潟戦の出場を勝ち取った。
「こんな経験はしたことない」ほど壁は大きかったが、皆川は決して壁の前で立ちつくしていたわけではない。これから一回り大きくなった姿を見せてくれるはずだ。
(広島担当 寺田弘幸)
2015/08/26 19:14