前節・磐田戦(1●2)で渡邊一仁が今季8度目の警告を受け、今節・北九州戦と次節・札幌戦は出場停止となった。今季24試合に出場しているボランチの不在は大きな痛手だが、いつも出番に備えてきた選手がいる。
その名は島田譲。「どういう状況でも常にいい準備をして、いつチャンスが来てもいいようにという気持ちをプロになってからずっと持ってやっている」。そう自分で言い切れるほどひたむきにサッカーと向き合っている男が、今節は暴れ回ってくれるに違いない。
「(矢島)慎也はボールを持てるので、自分が前に飛び出していく時間ができる。自分の長所は出しやすい」と矢島と組んでプレーするイメージはできており、心の準備は万全だ。
「今年はチームの勝利に貢献できていない。そういう想いを全部ぶつけて、人生を懸けるくらいの気持ちでやりたい」。
6試合勝利が遠ざかっているチームにとって、ハートの強い島田の存在は頼もしい。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/08/06 18:33