攻撃のキーマンとして、存在感を増している加藤大。明治安田J1の1stステージ第10節・山形戦(1△1)が、今季リーグ戦初出場。77分に交代で入ると、ロスタイムに成岡翔の同点ゴールをアシスト。そこから起用され続け、ここまで1ゴール5アシストと結果を残し続けている。
加藤の武器は、豊富な運動量と正確なパス。トラッキングデータでは、今季フル出場した6試合すべてで、チームトップの走行距離を記録。ペナルティエリアに入れば、相手DFが触れないルートを通し、味方の足元につける絶妙なパスで決定機を演出する。
それに加えて「シュートもどんどん打っていきたい」と、よりゴールへの意識を高めている。「パスばかりで守りやすい選手だと思われても嫌だし、シュートを打つからこそパスも生きてくる。これまで自分が打てるときでも、パスを選ぶことがあったが、狙える範囲に入ったら打ちたい」。狙いすました左足のキックで、チームを勝利に近付ける。
(新潟担当 野本桂子)
2015/07/18 17:06