6月22日、第19節・磐田戦(3〇2)の翌日。いささか更新していなかった自分のブログに目を向けると、ある方からの書き込みがあったそうです。
コメント欄にあったのは「17、8年ぶり」という中学校時代の恩師の名。サッカー部の顧問ではなく、社会科の先生で、当時の学年主任だったと言います。そこには磐田戦で2ゴールを挙げ、暫定のリーグ得点王までに成長した教え子に対する、祝福のコメントが寄せられていました。
「それも久々に見て、自分のことを思い出してくれた感じではないんですよ。中学校時代の恩師がずっと自分のことを覚えてくれていて、見てくれていて、コメントまでくださって…。もっと頑張らないとなと思ったし、すごくありがたい気持ちでした」
そう、心の底から感謝をつづる難波宏明選手ですが、中学当時はやんちゃな少年。「いろいろなことで怒られてましたし」、なにより「社会がめちゃ嫌いで、勉強も全然しなかったですし、赤点ばっか取ってましたし、先生にはほんと迷惑を掛けた」からこそ、もう一つ伝えたいことがありました。
先生へ――。「当時は社会の点も通信簿も悪かったですけど、大学で、中学と高校の社会科の教員免許を取って、いまでは社会科教師の免許を持っています」。そして、もしこれを見ていたら「クラブ宛にお手紙をいただければうれしいです。できれば、いまの通信簿を添えて(笑)」。
(岐阜担当 村本裕太)
2015/07/08 09:00