全員攻撃と全員守備、どこからでも点を取れることを標榜する浦和において、多くの役割をこなしているのが梅崎司だ。梅崎はシャドーとサイドの2つのポジションをこなす上、今季はここまでチーム2位タイの5ゴールを挙げているが、そのうち先発で3ゴール、途中出場で2ゴール。スタメンとスーパーサブの2つの役割をこなしている。
なかでも目を見張るのはやはり、途中出場で結果を残せていることだろう。梅崎は「慣れたというのは変だけど、これまでの経験を生かせているという感触はある。スタメンはスタメンの作り方があるし、途中からは途中からで自分なりに作って、うまく入れているかなという感じがある」と言うと、「余裕がある」と表現。その良い意味でフラットな精神状態がどんな役割もこなす大きな理由かもしれない。
ただ、梅崎が最も望んでいるのはやはり「スタメンで出ること」。そのためにどんな状況、どんな役割でも結果を残すことを目指す。
(浦和担当 菊地正典)
2015/06/12 19:43