少しやせたのではないかという記者の問いかけに「分かります?」と少しうれしそうに話を続けてくれたのは風間宏希だ。
「奥さんが栄養を考えてつくってくれた食事だけをとっていれば良かったのですが、ついドーナッツとか冷蔵庫にあるものに手を伸ばして『間食』を……。体重が少し増えましたが試合で足がつるとか、そういう悪影響も出ていなかったので特に気にはしていなかった。でも、この1ヶ月ほど間食をやめただけで4キロくらい体重が落ちたんですよね」
風間が間食をやめたのは、柱谷幸一監督の“御触れ”が頭にあったから。今季始動した1月に選手全員が体脂肪率を測定。そして8月に再測定して数値が増えていたら「許さない」と指揮官は選手に伝えたのだ。ただ再測定まで2ヶ月も残っている。「てっきり6月だと思っていたから」と勘違いするあたりが風間らしいのだが、「でも、まだ減らせます」と、すでに出した実績に余裕十分の表情だった。
(北九州担当 島田徹)
2015/06/11 19:48