甲府のメンバーが山梨大医学部グラウンドで練習していると、人の良さそうな家族連れがピッチに近づいてきた。顔ぶれは祖父母、両親らしい男女と、マスクをした少年の5人。どうやら大学病院に入院している少年と家族とのこと。
山梨大学医学部附属病院はピッチのすぐ脇にあり、病室からトレーニングが見える。選手たちも小児科を毎年慰問しており、子供たちにとってヴァンフォーレは心身ともに“近い”存在。これから心臓の手術を受けることになっている少年は、別メニューの選手からサインやグッズをもらい、勇気付けられた様子だった。
(甲府担当 大島和人)
2013/02/27 18:53