「普段は可愛らしいけど、サッカーになると負けん気が強くなる」。西田剛がそう話すのは阪南大での1年後輩の長崎・東浩史のこと。
キレのある技巧派ドリブラーっぷりは大学時代から際立っていたようで、自称“ガチャガチャ系”の自身とは真逆のプレースタイルに「いつも『うめぇな〜』って言ってました」と当時を振り返る。プロになってからも「大学のころと比べてすごく成長している感じがある」と後輩を高く評価した。
実際に、昨季の長崎との対戦では2試合ともに東にゴールを許しているだけに、その活躍は直に目に焼き付いている。先輩としては後輩に良いところばかりは見せられてはいられない。「だから今節は勝ちますよ。俺のゴールで!」と語気を強める。また、後輩・東に対しては「電話で『いらんことすんなよ』って言っておきました」。試合前に、チクリとクギを刺しておいたようだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/05/23 20:52