今季の安西幸輝が常日ごろから口にするのは、「結果」や「数字」といった言葉である。SBながら、FWやMFと巧みなコンビネーションを見せ、エリア内に侵入しシュートを放つ場面も見られるが、攻撃のアクセントになるだけでは満足していない。「それでOKなのは去年まで。今年は決めないといけない」
結果を求め続けるのは、「五輪も近くて、そこを目指さなきゃいけないし入りたい」からだ。現状では、それは決して近い位置にあるわけではないが、代表監督の視界に嫌でも入るような結果を残そうとしている。
「攻撃で差が出るSBを目指している」19歳は、「最近はいろいろな人から話を聞く機会があって、刺激にもなっているし燃えている」そうで、今週はよりどん欲に得点とアシストを追求していくだろう。
(東京V担当 石原遼一)
2015/05/23 16:11