不用意な失点が止まらない。直近の公式戦4試合は3分1敗。この悪い流れを断ち切る最初のチャンスは、今季無敗のホームで行われる、今節の明治安田J1・1st第8節・FC東京戦にある。
今節に向け「まずは原点に戻って、アグレッシブにやること」と成岡翔。いい守備からいい攻撃へつなげること。攻守の切り替えの速さ。球際の強さ――今季はそうした“新潟らしさ”のゆるみから、やられていると感じている。
「ひっくるめて言えば『戦う』ということ。そこで負けたら、うちは勝てない」。うまくいかない時は、いろいろなことに手を出しがちで、何が大事か分からなくなるもの。だからこそ、原点回帰を強調する。
中2日で迎える試合まで、丁寧に修正する時間はないかもしれない。だが新潟には、立ち返ることができるスタイルがある。「今は戦術というより、この雰囲気や流れを変えようという意識が大事」と成岡。自ら率先して声を出し、チームに“らしさ”を取り戻す。
(新潟担当 野本桂子)
2015/04/28 07:00