今季、富山第一高から仙台に加入したルーキーの西村拓真。開幕からここまで、明治安田J1の2試合、Jリーグヤマザキナビスコカップの1試合で、ベンチ入りを果たした。公式戦デビューを目指し、「単に試合に出るだけでなく、その先に何をすべきか、というところまで意識して練習に取り組まなければいけません」と努力を続ける毎日だ。
高校時代まで武器にしていた突破力やシュート力が光る場面は練習中のミニゲームでも時折見られるが、「徐々に通用する部分が見えたと感じることもありますが、そこで満足していてはいけない。体の強さ一つ取っても、相手をはじき飛ばして突破できるくらいにならなければ」と先を見る。
「状況に応じ、チームのために何ができるかは試合を見ながら常にイメージしています」という西村。特にゴールを意識している彼が出番をつかんだとき、そのイメージをいかにして実践するか、注目したい。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/04/20 20:30