明治安田J2第6節・愛媛戦(0●2)後、サポーターから激しい怒号が響いた。J2優勝を目標に掲げた今季、第5節までに勝ち点10獲得を目指したものの、6節を終えて1勝1分4敗という不甲斐ない戦績。チームを叱咤激励するための横断幕も掲出された。
これを見てまっさきにゴール裏へ向かおうとしたのが、今季主将を務めるダニエル。チームを率いる立場として説明責任を果たそうとしたが、「今日は行かなくても大丈夫」とスタッフに止められた。
「僕の経験上、結果が出ていなくても監督を信じてついていくことが勝利への最短距離。ピッチに立った選手は監督の信頼に応えなくちゃならない」
横断幕の内容を訳してもらうと「結果が出なくてチームを責めるときは、監督だけでなくチーム全員を責めてほしい。なぜなら僕らは一枚岩だから」と語り、「サポーターの声は本当に僕らの力になる。これからはサポーターもひとつになって応援してほしい」と頭を下げた。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/04/07 19:54